1年は365日

366日の年もあります

ザ・レイド GOKUDO

 深夜3時くらいから、この映画を観始めました。Amazonプライムで。Amazonプライム万歳。

 

 あらすじ

 前作の死闘から生き残った主人公は、警察内部に蔓延る汚職について知らされます。そして上司から潜入捜査を要請されます。同じ頃、インドネシアマフィアと日本のヤクザの停戦協定で平穏を保っている街に新興ギャングが勢力を伸ばし始めます。インドネシアマフィアvs日本のヤクザvs新興ギャング。その中に1人でを投じる主人公の運命は。

 

 前作の「ザ・レイド」で「銃はファストフード」みたいなセリフがあったなと記憶しているのですが、今作もファストフードでした。例えば、主人公がタクシーに乗った時に汚職警官の手下に襲われるのですが、なぜかナイフで四方八方から車内にいる主人公目掛けて刺しにくるわけです。銃を使えば恐らく10秒もかからずに主人公は死ぬでしょう。拳は高級食材なのです。ナイフはサイゼリヤくらいでしょうか。

 

 そのファストフード発言をされた「マッド・ドッグ」を演じたヤヤン・ルヒアンが殺し屋「プラコソ」として再登場。前作はとにかく強かったのです。今作も充分に強いのですが「15年、会えていない息子を思い続ける父親」という弱い一面も見せ涙を誘います。しかし、そんな彼も罠にハマってしまい雪の積もった路地で殺されてしまいます。インドネシアって雪降るんですか?

 

 個性的な殺し屋としてもう一人。この殺し屋は硬球とバットを使って殺します。まぁバットを武器として使うのには特段驚かないわけですが、なんと硬球も武器として使うのです。方法は至ってシンプル。遠くにターゲットがいたら、それの頭目掛けて硬球をバットで打つのです。暴力団の抗争を描いたアウトレイジの最終章が2017年に公開されるそうですが、彼がこの映画に出演してヤクザの頭目掛けて、バットを振るうシーンを観たいと切に思います。

 

 出演している日本人俳優が豪華です。遠藤憲一松田龍平北村一輝。ですが、ヤクザの見せ場はほとんどありません。「数合わせで日本のヤクザいれるか」的な感じです。タイトルも「GOKUDO」を入れずに「2」で良かったんじゃないかと思います。でも本当に出演者は豪華。真田丸での「日の本一の兵!!」からの笑顔、で止まっていた自分の中の遠藤憲一とは全く違っていて、やっぱりこういう役も似合うなぁと感じました。


 やっぱり夜中に観る映画は、こういう興奮するような映画がいいですね。