1年は365日

366日の年もあります

岡山駅構内

『W-KEYAKIZAKAの詩』を聴きながら、この文章を書いています。

前回の記事より、だいぶ間が開いてしまいました。頑張ろう。

前回の続きはあることにはあるのですが、それはまた後日。今回は別の体験を。

岡山の倉敷に1泊2日で旅行に行きました。

1日目は大阪駅から新快速で姫路へ。姫路からは姫新線を使い津山まで。津山を散策し、その後は津山線で岡山へ。そして倉敷へ。

倉敷での1日目は美観地区を散歩。笹の葉が揺れる音、美しい街並み、そして小川の近くで飲むサイダー。暑い日でしたが身体に向かって爽やかな風が吹きました。夜になると白壁の街並みは橙色や白色の明かりで照らされ別の景色を見せてくれました。夜の倉敷館や旧・中国銀行倉敷本町出張所は特に印象に残っています。夕食は雰囲気の良いイタリアンのお店でパスタと赤ワインを。倉敷アイビースクエアに宿泊し1日目は終了。

そして2日目。朝食はカフェでパンとアールグレイティーをいただきました。

その後は大原美術館へ。絵画に関しては全くの素人ですが、それでもモネやエル・グレコの絵を観ると、「何か」を感じさせてくれました。お昼ごはんは卵かけご飯を。黄ニラ醤油を溶いた卵にいれて、温かい白米にそれをかけて食べた時、幸せでした。

そして岡山駅へ。

 

岡山駅で思いました。

「おっぱいが見たい……」

ということでスマートフォンでいろいろと検索。この時点での第一候補はヘルスでした。店舗型の。でも、ヘルスは最低でも7000円くらいします。この金額を出せない事はなかったのですが、とりあえず候補から外します。

岡山から大阪への道中には、福原や三宮、尼崎、梅田。大阪から地元に帰るまでも天王寺日本橋。それこそ、かんなみ新地とか松島新地とか飛田新地とか、すごい数のそういう「お店」があります。

今回は、あくまでも「おっぱいが見たい」という事でした。あと触りたい。達する事は目的ではありません。そうなるとヘルスやソープランドピンクサロンなどなどは除外されます。もちろん新地も。

で、ここで候補に上がったのが「セクキャバ」です。別名「おっぱいパブ」。略して「おっパブ」。(以下おっパブ)

おっパブという存在があるのは知っていましたが、行こうかなとは思いませんでした。

それまで自分の中で風俗というのは「達しに行く所」という気持ちがあったんですね。自分の中で「達しに行くぞ!」。そういう強いメンタルで臨む所。強いメンタルを持つことによって初めて風俗行った時とか福原行った時とかM性感行った時とか特に問題なく達する事ができたんです。

しかしおっパブは「達する所」ではありません(多分)。あくまでもおっぱいを堪能するところ。体験談とか見てると「我が愚息が暴発しました」とかありますが自分としては「少し違うのでは」という思いがあったんです。

でも「おっぱいが見たくて、そういう行為がない所」となると、おっパブくらいしかなかったんです。

というわけで、おっパブの店を検索します。

岡山駅であごだしとか、とうふちくわとかきび団子とか買って姫路行きの列車に乗り込んで東岡山駅くらいから調べ始めました。

 

姫路に着いた時。「三宮の店でいいか」となっていました。「途中で通るから」という理由です。

 

スマートフォンで調べて目星を付けます。2店舗。そして1つの店が割引をしていました。なんと平日半額(この日は平日)。なんと5千円を切っています。樋口一葉さんを出してもお釣りが帰ってきます。素晴らしい。そして体験談を見ても高評価なので、このお店に決めました。

鷹取新長田兵庫……と新快速は快調に飛ばしていきます。そして兵庫の中心都市、三宮に到着しました。

 

お土産を持ってて流石にこの状態で行くわけには行かないのでコインロッカーにお土産を入れます。

身軽になりました。いざ。

 

自分は旅行が大好きで、昔から1人でいろんな所に行っていたおかげか割りと迷わずスイスイ目的地へ行けます。そして手元にはスマートフォンGoogle mapを起動すれば鬼に金棒……となるのですが、こういうお店は、だいたいどれも目立たない場所にあります。当然といえば当然なのですが。

福原では、「お店」しかないので探しやすいといえば探しやすいです(個人の感想)(というより1回しか行ったことがない)。

しかし、ここは三宮。西日本でも有数の繁華街。「木の葉を隠すなら森の中」とも言いますが、まさにそれ。居酒屋なのかバーなのか「お店」なのか、分からない。

というわけで何分かくらい探す事に。

無事、見つかりました。駅から近い。そして通りに面している。これは入りづらい。何回も、こういう「お店」は利用しているはずなのに、やっぱりドキドキしてしまう。上級者はスッと入るのでしょうね。自分は、こういう初初しい気持ちを忘れないでいようと思います。

 

お店に行くまでには階段がありました。エレベーターがあったのですが、別の人が利用したので階段を使おうと。

急。これまでに行った「お店」のほとんどが階段が急でした。なぜなんでしょう。段差も結構ある。太ももが鍛えられる気がします。太ももを鍛えると男性機能が上がるそうですね。

登りきるとボーイさんが。「いらっしゃいませ!!」

始まりです。

五反田駅西口。

その時、僕は五反田駅西口にいた。M性感に行くためだ。

 

何日も前。

用事で東京に行くことになった僕は「せっかくだし風俗に行こう!」と考えた。わざわざ500kmも離れた場所に行くのだから、そういう楽しみがないと。

僕の中に浮かんだ選択肢は2つ。「ピンクサロン(以下ピンサロ)ではしご。またはダブル」か「M性感」だった。

しかし、この選択肢が出てきて10分もした時点で前者の方は消えかかっていた。

ピンサロは楽しい。本当に楽しい。気持ちいいのではない。楽しい。だけれども、その時はどこか自分の中に「冷め」のようなものがあった(これを書いている今はすごく行きたい)。

というわけでM性感に決めた。

M性感とは男性が受け身になってサービスを受ける風俗店だ。マゾヒスティックな男性じゃなくても行ってもいい。でも多分自分はマゾヒスティック。

インターネット社会に生きる人間なのでパソコン、タブレットスマートフォンを駆使し情報をかき集めていく。風俗情報サイトに会員登録もした。ぴゅあらばである。

「状況によっては石橋を叩きまくって渡る」人間なので、とにかく叩きまくる。いくらレビューが多くても半年以上前の物は読まずに、とにかく”鮮度”にこだわる。評価が低いのはすぐ除外。業種とエリアで絞り込んでいく。そうしていくと、いくつかの情報が浮かび上がってきた。

それを軽くまとめると、

・M性感は基本的におさわりなし

・店舗型のM性感は東京にはあまりなさそう

・割と高い

であった。

「割と高い」は別に問題ではなかった。「おさわりなし」も、まぁいいかなと思った。

問題は「店舗型がなさそう」ということだった。「店舗型がない」ということは「ラブホテルを利用しなければならない」ということである。

困った。

ラブホテルの使い方なんて分からない。分からない。値段はいくらするのだろう?チェックインの方法は?チェックアウトは?精液を部屋中に飛ばしたら?

何もかも分からなかった。不安になった。M性感に行こうかどうか不安になった。でもイキたい。

そうこうしていると、1つのお店が見つかった。

このお店は五反田にあるのか。ここもラブホテルを利用するタイプ。ほぅ、ここは「待ち合わせ型」というのもあるのか。所定の場所で待ち合わせて、そこからラブホテルに行く感じなのか。

正直、この時点であまり行く気はしなかった。けれども消去法で行けそうな店を探していくと、ここも含めて数軒しかなくなっていた。

店を「ど♪れ♪に♪し♪よ♪う♪か♪な♪」で決める。右人差し指をパソコンの画面に向けリズミカルに動かす。五反田の店だった。

どうしよう。行ってみるか。それとも行かないか。イクかイカないか……。

――行こう。

 

店のホームページを熟読する。このお店は「男根の強化」をコンセプトにしているらしい。なるほど。

どの店もそうなのだが相手をする女性の顔は見せない。当然だ。僕はとにかく胸が大きいかどうかで判断をする。貧乳も好きです。2人が浮かんだ。当日はこの2人を軸に予約しよう。

 

当日。伊丹発羽田行の飛行機に乗り込んだ僕は緊張と興奮が混在していた。

機内で飲んだ、りんごジュースは美味しかった。

 

用事もほどほどに済ませた僕は、品川駅にいた。

ザ・レイド GOKUDO

 深夜3時くらいから、この映画を観始めました。Amazonプライムで。Amazonプライム万歳。

 

 あらすじ

 前作の死闘から生き残った主人公は、警察内部に蔓延る汚職について知らされます。そして上司から潜入捜査を要請されます。同じ頃、インドネシアマフィアと日本のヤクザの停戦協定で平穏を保っている街に新興ギャングが勢力を伸ばし始めます。インドネシアマフィアvs日本のヤクザvs新興ギャング。その中に1人でを投じる主人公の運命は。

 

 前作の「ザ・レイド」で「銃はファストフード」みたいなセリフがあったなと記憶しているのですが、今作もファストフードでした。例えば、主人公がタクシーに乗った時に汚職警官の手下に襲われるのですが、なぜかナイフで四方八方から車内にいる主人公目掛けて刺しにくるわけです。銃を使えば恐らく10秒もかからずに主人公は死ぬでしょう。拳は高級食材なのです。ナイフはサイゼリヤくらいでしょうか。

 

 そのファストフード発言をされた「マッド・ドッグ」を演じたヤヤン・ルヒアンが殺し屋「プラコソ」として再登場。前作はとにかく強かったのです。今作も充分に強いのですが「15年、会えていない息子を思い続ける父親」という弱い一面も見せ涙を誘います。しかし、そんな彼も罠にハマってしまい雪の積もった路地で殺されてしまいます。インドネシアって雪降るんですか?

 

 個性的な殺し屋としてもう一人。この殺し屋は硬球とバットを使って殺します。まぁバットを武器として使うのには特段驚かないわけですが、なんと硬球も武器として使うのです。方法は至ってシンプル。遠くにターゲットがいたら、それの頭目掛けて硬球をバットで打つのです。暴力団の抗争を描いたアウトレイジの最終章が2017年に公開されるそうですが、彼がこの映画に出演してヤクザの頭目掛けて、バットを振るうシーンを観たいと切に思います。

 

 出演している日本人俳優が豪華です。遠藤憲一松田龍平北村一輝。ですが、ヤクザの見せ場はほとんどありません。「数合わせで日本のヤクザいれるか」的な感じです。タイトルも「GOKUDO」を入れずに「2」で良かったんじゃないかと思います。でも本当に出演者は豪華。真田丸での「日の本一の兵!!」からの笑顔、で止まっていた自分の中の遠藤憲一とは全く違っていて、やっぱりこういう役も似合うなぁと感じました。


 やっぱり夜中に観る映画は、こういう興奮するような映画がいいですね。